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すばやい感じがとても憧れ
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グラス片手に五七五 夜の「川柳教室」 ゴールデン街
2006年10月03日
 酔客が家路を急ぐころ、新宿・ゴールデン街のバー「ル・マタン」に、グラス片手に指を折り、一句ひねる男女が集う。川柳作家やすみりえさん(34)を講師役に、毎月1回開かれる深夜の川柳大会だ。9月の終わり、記者も参加してみた。
指を折りながら句をひねる男性客。やすみりえさん(写真右から2人目)がそっと助言する=東京・新宿のゴールデン街で


 午後11時過ぎ。自信なげな苦笑いを浮かべた常連客が、1人、またひとりとやって来る。観相家に雑誌記者、役者の卵……。深夜にしか集まれない面々だ。

 月ごとに決められた題で3句詠み、1句に共通のキーワードを入れる。9月の題は「駅」。キーワードは「風」だ。

 午前0時の締め切りが迫る頃、ノートに向かって指を折り、口の中でぶつぶつ唱えていた男性が、やすみさんに助言を求めた。「自分の思いは70%に抑えて。すべてを説明せず、30%を読者にゆだねるの」。やすみさんがやさしく答える。

 はじまりは昨年12月。なじみの客だったやすみさんに勧められ、初めて川柳を詠んだ店のママ、福田都さんが「決まり事にとらわれず自由に表現できるのね」と面白がり、常連客らと川柳大会を開こうと提案。やすみさんも二つ返事で講師役を引き受けた。参加者の飲み代の一部が、ささやかな授業料だ。

 作品は、作者を明かさず一覧にして、全員がそれぞれ気に入った順に「天」「地」「人」、さらに佳作を3句選ぶ。

 この日、やすみさんが「天」に選んだのは、観相家、池袋絵意知(えいち)さん(40)の作品だった。

 始発待ち 違って見える 風の色

 普段は昼まで寝ているため、飲み明かした朝の空気のさわやかさを新鮮に感じるという池袋さんは「川柳をつくる時、自分を見つめ直す。意外にかわいらしい自分や、女心のわからない自分に気付く」と笑う。

 掴(つか)むのは つり革じゃなく 君のシャツ

 男性陣のため息を誘い、最も多くの「天」を集めたのは、店のアルバイト高橋亜矢さん(25)の作品。一方、1票も得られなかった雑誌記者の男性(35)は「記事を書くのとは違う」と苦笑いでグラスをあけた。

 やすみさんは「深夜しか集まれないほど忙しい人たちが、普段と違う切り口で日々の生活を見つめ、新たな発見をする楽しみを知ってくれたらうれしい」と話す。

 10月の題は「盗む」。会は24日に開かれる。おいしい酒を飲むために、「同人」たちがまた、街角で指を折っている。

asahi.comより

 なんか、おもしろい集まりだね(^9^)
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