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すばやい感じがとても憧れ
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夜間高校に統廃合の動き、埼玉県では

 昼間、働きながら夜間に高校に通う若者が減ったことなどを理由に、全国の自治体では夜間定時制高校を統廃合する動きが広がっています。夜間高校の役割は本当に終わったのか? 埼玉県のある定時制高校を取材しました。

 夜の9時過ぎ、埼玉県立鴻巣高校の生徒たちが、学園祭の準備に取り組んでいます。こんな遅い時間に? と思うかもしれませんが、彼らは夜間の定時制に通う生徒たちなのです。

 快活な学校生活を送る彼らにある問題が降りかかりました。60年近く続いた鴻巣高校の定時制が、統廃合問題で今、揺れています。埼玉県教育委員会は今年5月、少子化と昼間に働く生徒の減少を理由に、定時制高校の統廃合計画を打ち出しました。鴻巣高校など3つを廃校し、昼と夜に授業を行い、単位の取得に重点を置いた学校、いわゆる「パレットスクール」に統合しようというのです。

 在校生は卒業まで通うことはできます。それでも生徒たちは猛反発。撤回を求めています。

 「いじめにあったりだとか、中学校で不登校だった生徒が、この学校には普通にみんな通って楽しく和気あいあいと学校生活を送って、みんな笑って卒業すると、そんな学校をなくしていいのかと」(鴻巣高校の男子生徒)
 「(パレットスクールは)制服があるって話だったりするんですね。今、この年で制服を着て学校にっていうのはちょっと抵抗が」(38歳の男性生徒)
 「(夜間定時制は)仕事をしてから夜、学校に来る。その流れがなんか大事かなと思う」(鴻巣高校の男子生徒)

 鴻巣高校が行った調査では7割を超える生徒が働きながら夜間に通学しています。全日制の学校を途中でやめ、定時制に通うようになった井口万里那さん(19)もその1人です。

 「ちゃんと時間内に来てくれるし、私はわりと学校行ったらバイト面倒くさいなって思っちゃうんですけど、そういうのもなく、一生懸命やってるので」(アルバイトの同僚)
「(Q.定時制がなかったら?)ニートですかね。きっと学校も行かないで、昼間から遊び歩いて」(井口万里那さん)

 「4年という時間をかけて生活していく中で、やっぱり友達同士、まわりのみんなが刺激して仕事しろよって言って、やっぱりみんな仕事いくんですよ。仕事をしない子はいない」(鴻巣高校の男子生徒)

 こうした声に県側はどう答えるのか?
 「定時制に入ったから、昼間時間的余裕があるからアルバイトしよう、という生徒が多いんです。働くことを優先にして、それでも学びたいから定時制に行きたいと、そういう生徒が減ってきているという認識です」(埼玉県教育局高校改革推進室・黒澤治室長)

 県側がいう「昼間働く生徒」とは、中学卒業後に正社員として仕事に就いている者で、わずか3.6%に過ぎないと主張しています。

 大島敏幸さん(22)は全日制を途中退学し、18歳から定時制に通い4年間週に6日、この店で働いてきました。正社員ではありませんが、一番の働き手です。将来の夢を話してくれました。

 「将来は中学校か高校の先生になれたらいいなあって思っています。自分が担任した生徒が楽しいと思えるクラスですね、生徒が笑っていたりとか自分から勉強に取り組めるような、自然と足が運べるような学校だったりクラスだったらいいなあと思います」(大島敏幸さん)

 「定時制が役割を終えた」という言葉は、彼らにとって説得力はないようです。(10日15:23)

TBS News iより

 必要性は、本人達が一番知っているんだと思うけど(-0-)
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